入試三原則
※本用語の解説は1992年に作成されたものです。
大学入学者選抜の基本となる次の事項が,一般に入試三原則といわれている。
(大学入学者選抜実施要項前文)
①大学教育を受けるにふさわしい能力・適性等を多面的に判定するここ
②公正かつ妥当な方法で実施すること。
③入学者選抜のために高等学校の教育を乱すことのないよう配慮すること。
これらの原則のもとに,大学入学者選抜に関する準則的な事項が,大学入学者選抜要項に具体的に定められている。
①については,調査書の内容,学力検査・面接・小論文その他の能力・適性等に関する検査の成績,健康診断等の資料により,入学志願者の能力・適性等を合理的に総合して判定する一般の選抜方法のほか,面接,小論文等を中心とする推薦入学等の特別の選抜方法など,
②については,大学受験資格のある者は,すべての大学を受験することができ,各大学では,募集要項により試験期日,入学願書受付期間,合格者発表,学力検査の実施教科・科目並びに小論文,面接,実技検査の実施について事前に公表することとなっているなど,
③については,高等学校学習指導要領に基づき,高等学校教育の正常な発展の障害とならないよう十分留意すること,などである。