2026年度大学入試センター・アドミッションリーダー研修
趣旨
2024 年 4 月に改正障害者差別解消法が施行され、私立大学においても障害のある学生(受験者含む)に対する合理的配慮の提供が義務化されました。大学入学者選抜に焦点を当てると、受験に際して配慮を希望する志願者からどのような配慮を希望するかを聞き取り、個々の状況に応じて具体的な配慮事項を決定することが必要です。決定の判断には、志願者から必要十分な配慮申請書や根拠資料が提出されることが重要であり、受付対応はその第一段階として大きな役割を担っていると言えるでしょう。
本アドミッションリーダー研修は、大学入学者選抜における合理的配慮のなかでも、特に配慮事項決定の前段階である「配慮申請の受付対応」に焦点をあて、身に着けたい基本的事項を修得することを目指します。具体的には、配慮案内作成の工夫点、事前相談から配慮事項の決定までの全体フロー
、申請書類やその背景にある理論・根拠などに関する講義と演習を行います。入試関連部署の教職員を中心に、大学入学者選抜における合理的配慮にご関心のある大学関係者のご参加をお待ちしています。
開催日時
日時:2026 年 6 月4日(木)・5日(金)
場所:大学入試センター
研修概要
川岸 哲也(独立行政法人大学入試センター 事業第一課課長):「大学入学共通テストにおける受験上の配慮申請受付について」: 大学入学共通テストにおいては、昨今、約4000人を超える受験上の配慮申請を受け付けています。大学入試センターではどのように受付を行っているか等、「受験上の配慮案内」を中心に説明いたします。【資料】
高橋 知音(信州大学学術研究院(教育学系)教授):「入試の合理的配慮申請における根拠資料の扱いについて」: 入試において、どのような根拠資料があれば合理的配慮が認められるのでしょうか。事前相談の際にうまく説明できるように、また、申請があった際に的確な判断ができるように、根拠資料の種類や役割、それを用いた判断について理解を深めます。【資料】
立脇 洋介(九州大学アドミッションセンター准教授):前半「配慮申請前の支援体制の設計」: 事前相談対応や情報提供に関する基本的な考え方と制度設計のポイントを概説します。そのうえで、各大学の状況についてグループで情報交換を行い、受験生が適切に申請へ至るため
の支援体制の在り方を整理・共有します。【資料】
後半「配慮申請後の審査・実施体制の構築」:提出書類の確認方法や審査の視点、配慮決定体制の基本構造を概説します。あわせて、申請書類の記載や判断に関するグループワークを行い、試験実施までの留意点を含めた実務上の要点を整理します。【資料】
